ChatGPT SEOプロンプト集|キーワード調査・構成案・リライトの実用テンプレート

ChatGPT SEOプロンプト集|キーワード調査・構成案・リライトの実用テンプレート

ChatGPTをSEOに使うとき、出力の質を左右するいちばんの要因は、AIの性能よりも「どう頼むか(プロンプトの設計)」です。同じAIでも、指示の書き方、前提の渡し方、出力の形の指定ひとつで結果はまったく変わります。

この記事では、SEOの代表的な7つの作業でそのまま使えるプロンプトを、コピーして使える形で紹介します。あわせて、1次情報の渡し方と、会社で使うときの注意点も解説します。

この記事でわかること

  • キーワード調査・検索意図の分析・構成案・リード文・リライト・説明文・FAQで使えるプロンプト7本
  • プロンプトに1次情報を渡す4つの型と、記入の形
  • プロンプトを「チームの資産」として育てる考え方
  • 会社でChatGPTを使うときの機密情報の扱い方
目次

プロンプトは「使い捨て」ではなく「資産」にする

英語圏のSEOの現場では、プロンプトを毎回その場で考えるのではなく、作業ごとに使い回せる形で保存し、ChatGPTのプロジェクト機能やClaudeのProjectsと組み合わせて運用する「プロンプトライブラリ」という考え方が広がっています。1本1本の出来よりも、ためて磨いていくことで効果が積み上がる、という発想です。

この記事のプロンプトも、コピーして終わりではなく、【】の部分を自社の事情に合わせて書き換え、出力を見て改善点をプロンプトに戻す、という使い方を前提にしてください。AIをSEOのどの工程で使うと効果が出やすいかは「AI SEOとは」で整理しています。

プロンプト1:キーワード調査(軸のキーワードから候補を広げる)

キーワード調査はChatGPTが比較的得意な作業です。ただし、Googleサジェストや検索ボリュームのような実際のデータは持っていないため、ChatGPTは候補出しに使い、確認は別のツールで行うのが基本です。

あなたは日本のSEO専門家です。以下の条件で、シードキーワードから派生する
検索キーワード候補を30個リストアップしてください。

■ シードキーワード
【軸のキーワード】

■ ターゲット読者
【読者像(役職・業務・課題・検索するきっかけ)】

■ 業種・サービス
【業種・サービス内容】

■ 出力条件
- 「情報収集型」「比較検討型」「購入検討型」「指名検索型」の4つに分類
- 各キーワードに想定される検索意図を1行で添える
- 3語以上の長めのキーワードを20個、2語のキーワードを10個含める
- 表形式で出力する

■ 制約
- 実在しない造語は除く
- 自社のサービス名は含めない

出力したら、Googleサジェストやキーワードプランナーで実際の数値を確かめてください。ChatGPTが出す検索ボリュームや競合の強さの数値は信頼できません。進め方の全体は「AIキーワード選定の実践ガイド」で解説しています。

プロンプト2:検索意図の分析

検索意図(そのキーワードで検索した人が何を知りたいのか)の分析は、記事の方向性を決める大切な工程です。構成案の前にひと手間はさむと、記事の方向がぶれにくくなります。

あなたは日本のSEO専門家兼ユーザーリサーチャーです。以下のキーワードについて、
検索意図を多角的に分析してください。

■ キーワード
【分析するキーワード】

■ 出力項目
1. 検索意図の4分類(情報収集 / 比較検討 / 購入 / ナビゲーション)のどれか、理由つきで
2. このキーワードで検索する人の典型的な状況を3パターン(いつ・どこで・なぜ)
3. それぞれの状況で抱えている本音の悩み・不安
4. この検索で得たい情報の優先順位トップ5
5. 満足したときに取る次の行動(問い合わせや購入に近い順)
6. 競合記事が見落としがちな観点を3つ

■ 出力形式
見出しつきで簡潔に

この出力は、記事の読者像や、構成案の「読者が知りたいこと」の下書きにそのまま使えます。

プロンプト3:記事構成案(1次情報を渡して作る)

構成案で1次情報を渡さないと、どこにでもある一般的な見出ししか出てきません。自社の事例・数値・経験をプロンプトに組み込むことで、出力の独自性が一気に上がります。

あなたは日本のSEO専門家兼コンテンツディレクターです。以下の条件で
記事構成案を作成してください。

■ 狙うキーワード
【メインキーワード】

■ 関連キーワード
【3〜5個】

■ 検索意図
【プロンプト2の出力を貼り付け】

■ 想定読者
【役職・業務・課題】

■ 自社の1次情報(必ず構成案に組み込むこと)
■■ 事例
【お客様の事例・数値・施策内容】
■■ 独自の知見
【自社だけが知っている現場の知見】
■■ 保有データ
【独自の調査・計測データ】

■ 出力条件
- H2を5〜8個、各H2の下にH3を2〜4個
- 各見出しに「このセクションで伝える要点」を2〜3行添える
- 1次情報をどのセクションでどう使うかを明示する
- 競合記事との違いを構成レベルで3つ
- 冒頭と結論の書き方の方針
- 各セクションの想定文字数

1次情報がないままこのプロンプトを使っても、効果は限られます。逆に言えば、自社が持っている1次情報の量と質が、AIを使ったSEOでの強みの核になります。

プロンプト4:リード文(信頼感のある書き出し)

記事の冒頭は、読者が読み進めるかどうかと、AI検索で引用されるかどうかの両方に関わります。AIは1ページを丁寧に読み込むのではなく、使えそうな部分を拾うと言われているため、冒頭にこの記事の要点を密度高く書いておくことが大切です。

あなたは日本のSEO専門家兼コピーライターです。以下の条件で記事の
リード文を3パターン作成してください。

■ 記事タイトル
【タイトル】

■ 狙うキーワード
【メインキーワード】

■ 想定読者
【読者像】

■ 記事の結論
【最終的に伝えたいことを1行で】

■ 書き手の経験・立場
【執筆者の実務経験・肩書き・関連する実績】

■ 条件
- 300字前後
- 1文目は読者の悩みに共感する書き出し
- 2〜3文目で「この記事で分かること」を具体的に示す
- 最後の1文で結論を先に伝える
- です・ます調で、断定しすぎない
- 書き手の経験にもとづく信頼の手がかりを自然に入れる

■ パターンの違い
- A:共感重視
- B:データ提示重視
- C:結論先出し重視

3パターン出させて人が選ぶ・組み合わせるのが現実的です。そのままだと教科書的な印象が残るので、固有名詞や実際のエピソードを1〜2行足すと、ぐっと血が通います。

プロンプト5:リライトの方針づくり(Search Consoleのデータを渡す)

既存記事のリライトは、ChatGPTの費用対効果が出やすい作業のひとつです。Search Consoleのクエリデータと記事本文の両方を渡すと、「伸びているクエリを伸ばし、取りこぼしているクエリを拾い直す」という、データにもとづいた提案が得られます。

あなたは日本のSEO専門家兼リライトディレクターです。以下の既存記事を
Search Consoleのデータにもとづいてリライトする方針を立ててください。

■ 既存記事の本文
【本文を貼り付け】

■ Search Consoleのクエリデータ(直近90日)
【クエリ / 表示回数 / クリック数 / CTR / 平均掲載順位 を表で】

■ 現在の狙うキーワード
【メインキーワード】

■ リライトの目的
【順位を上げる / クリック率の改善 / 流入を増やす / 検索意図のずれの修正 など】

■ 出力項目
1. 今の記事の強み(残すべき部分)
2. 今の記事の弱み(クエリデータから見える抜け)
3. 新しく拾うべきクエリと、本文への組み込み方
4. 既存の見出しの修正案(修正前→修正後)
5. 追加すべき見出しと、各セクションの要点
6. 冒頭・タイトル・説明文の見直し案
7. 優先度の高い順に並べた実行プラン

■ 制約
- 既存の良い部分を壊さない
- 検索意図を大きく変えない
- 水増しや過剰な装飾をしない

「人が対象を選ぶ → AIが方針の下書きを作る → 人が最終判断する」流れが、品質と速さのバランスが良い運用です。リライト全体の手順は「AI記事リライトの実務ワークフロー」で解説しています。

プロンプト6:メタディスクリプション(検索結果での説明文)

メタディスクリプション(検索結果でタイトルの下に表示される説明文)は、直接の順位の要因ではありませんが、クリック率に影響します。文字数の決まった定型文づくりはChatGPTの得意分野なので、10パターン出して選ぶ使い方が効果的です。

あなたは日本のSEO専門家兼コピーライターです。以下の記事の
メタディスクリプションを10パターン作成してください。

■ 記事タイトル
【タイトル】

■ 狙うキーワード
【メインキーワード】

■ 関連キーワード
【関連キーワード】

■ 記事の要点
【伝える内容を3〜5行で】

■ 読者が検索時に気にしていること
【読者の関心事】

■ 出力条件
- 各パターン110〜120字
- 狙うキーワードを自然に含める
- 1文目で読者の課題か得られる価値を示す
- 2文目で具体性・数字・根拠を添える
- 10パターンそれぞれ切り口を変える(メリット型・数字型・問題提起型・比較型など)

■ 制約
- 大げさな表現や煽りは使わない
- 「〜してみませんか?」のようなあいまいな呼びかけは避ける

出力したら、実際の検索結果に並んだときの見え方を想像して選ぶと、机の上で選ぶより精度が上がります。

プロンプト7:FAQ(AI検索を意識したよくある質問)

FAQは以前からSEOで使われてきた型ですが、AI検索の時代にはさらに重みが増しています。前後の文脈がなくても単体で意味が通じる段落はAIに引用されやすいと言われており、Q&Aの形はこの条件を満たしやすい形式です。

あなたは日本のSEO専門家兼AI検索対策のアドバイザーです。
以下の記事に追加するFAQを作成してください。

■ 記事のテーマ
【テーマ】

■ 狙うキーワード
【メインキーワード】

■ 本文の要約
【記事の要点を5〜10行で】

■ 読者が抱きそうな追加の疑問
【分かれば記入。なければ推定させる】

■ FAQの書き方
- 質問は、読者が実際に検索しそうな自然な文で
- 回答は、文脈がなくても単体で理解できるように書く
  (「それは」「このツールは」などの指示語を使わない)
- 回答の1文目で結論を言い、続く2〜3文で根拠や補足
- 数値・固有名詞・条件をはっきり書く
- 回答は各120〜180字

■ 出力条件
- 7〜10問
- 初級者向け・中級者向け・応用の質問をバランスよく
- 最後に、この記事で扱わなかった関連テーマへ誘導する質問を1問

AI検索で引用されやすい書き方は「AI検索で引用されるコンテンツの書き方」、AI検索対策の全体像は「LLMO対策とは」で解説しています。

1次情報をプロンプトにどう渡すか

プロンプトに事例・数値・体験・画像の4つの型の1次情報を足すと、一般論ではない出力になることを示す図

出力の質を分けるいちばんの変数は、プロンプトの上手さよりも、渡す1次情報の質と量です。AIは渡された情報の範囲でしか独自性を出せないため、1次情報なしで回すと、どこかで見たような一般論に落ち着いていきます。

渡すべき1次情報の4つの型

型 内容 渡すときのコツ
事例型 業種・実施した施策・期間・数値の変化 社名や個人名は伏せてもよい
数値型 独自の調査、計測データ、社内テストの結果 数値の出どころと計測期間も書く
体験型 担当者の気づき、失敗談、現場でしか見えない注意点 一人称のメモ書きで十分
画像型 管理画面やレポート画面、実際の検索結果の画像 画像を読み取らせて文字に起こさせる使い方もできる

記入の形

プロンプトの「自社の1次情報」の部分に、次の形で書き込むと扱いやすくなります(【】は自社の内容に置き換えてください)。

■ 自社の1次情報

■■ 事例A
- 業種:【業種】
- 施策:【実施した内容】
- 期間:【期間】
- 結果:【数値の変化(例:対象キーワードの平均順位 〇位→〇位)】
- ポイント:【うまくいった理由として考えていること】

■■ 数値データ
- 【調査・計測の内容と結果】
- 出どころ:【社内調査 / 計測ツール名】、期間:【〇年〇月〜〇月】

■■ 現場の体験
- 【担当者として実感していること】
- 【よくある失敗と、その立て直し方】

この形で渡すと、ChatGPTは構成案やリード文の中に1次情報を自然に織り込んでくれます。毎回貼り付けるのが手間なら、ChatGPTのプロジェクト機能やカスタム指示に「自社の業種・読者像・1次情報のメモ」を登録しておくと便利です。たくさんのファイルをまとめて読ませたいときは「非エンジニア向けClaude Code・Gemini CLI入門」の方法も使えます。

会社で使うときの注意:機密情報の扱い

SEOの作業で渡しがちな1次情報には、売上データ、お客様の情報、未公開の施策結果など、社外に出してはいけないものが混じることがあります。情報システム部門の管理外で社員が個人アカウントのAIを使う「シャドーAI」が問題になっており、機密データを個人アカウントのChatGPTに貼り付けている社員が多いという海外の調査もあります。

個人アカウントのChatGPTは、初期設定では会話の内容が学習に使われる可能性があります。会社でSEOに使うなら、次の4つをそろえてから本格的に導入してください。

  1. 学習をオフにする設定(オプトアウト)
  2. 法人プラン(ChatGPT Team/Enterprise、Claude for Workなど)の利用
  3. 社名・お客様名・個人情報・未公開の数値を伏せてから入力する運用
  4. 何を入れてよいかを決めた社内ルール

設定の手順や社内ルールの作り方は「ChatGPTに機密情報を入れても大丈夫?」で詳しく解説しています。

まとめ:プロンプト運用の5ステップ

  1. この記事のプロンプト7本をコピーして、チームのフォルダに保存する
  2. 【】の部分を自社の事情に合わせて書き換え、1次情報の欄を埋める
  3. 出力を確認し、良かった点・悪かった点をプロンプトに戻して磨く
  4. 磨いたプロンプトをチームで共有し、作業の流れに組み込む
  5. 機密情報の扱いのルールを決めてから、本格的に運用する

プロンプトは一度作って終わりではなく、自社の1次情報と一緒に育てていく資産です。

よくある質問

プロンプトの出力をそのまま記事にしてもいいですか?

おすすめしません。出力は下書きとして扱い、事実確認と1次情報の追加、言葉づかいの調整を人が行ってください。AIの出力をそのまま大量に公開すると、評価を落とすリスクがあります(「AI生成記事はペナルティになる?」)。

ChatGPT以外のAIでも使えますか?

使えます。ClaudeやGeminiでも同じプロンプトで動きます。同じプロンプトを複数のAIに投げて結果を比べると、拾える候補の幅が広がります。

1次情報がない場合はどうすればいいですか?

まずは担当者の気づきや、お客様からよく聞かれる質問をメモにするところから始めてください。一人称のメモ書きでも、AIの出力の独自性は大きく変わります。

プロンプトはどこに保存するのがいいですか?

チームで共有できる場所(共有ドキュメントや、ChatGPT・Claudeのプロジェクト機能)がおすすめです。作業ごとに分けて保存し、改善したら日付と変更点を残しておくと、後から見直しやすくなります。

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「ChatGPTを使っているのに記事の質が上がらない」「AIを使った記事づくりの流れを社内に作りたい」といったお悩みは、ナゾックスにご相談ください。現状を確認し、取り組む順番から具体的にご提案します。

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参照:Search Engine Land「20 practical ways to use AI in SEO」
参照:Search Engine Land「AI search playbook」
参照:UpGuard「Shadow AI」

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