SERP(検索結果ページ)とは?構成要素と分析の実務ポイントを解説

SERP(検索結果ページ)とは?構成要素と分析の実務ポイントを解説

SERP(サープ)とは、Search Engine Result Pageの略で、検索エンジンにキーワードを入力したときに表示される検索結果ページ全体のことです。上部の広告、自然検索の結果、強調スニペット(先頭に表示される回答ボックス)、ナレッジパネルなど、複数の要素で構成されています。

SERPは「10件の結果が並ぶページ」ではなく、キーワードによって表示される要素が大きく変わるページです。SERPを読めると、SEOの方針を立てる精度が上がります。

この記事でわかること

  • SERPがSEOの方針に影響する理由
  • SERPの主な構成要素と、出やすいキーワードの種類
  • SERP分析の進め方と、よくある誤解
目次

SERPがSEOの方針を決める理由

SERPには「このキーワードにはこういう答えがふさわしい」というGoogleの判断が表れています。そのため、SERPを見ればそのキーワードの検索意図を逆算できます。「SEO とは」なら基礎解説、「SEOツール 比較」なら比較・一覧のページが並ぶのはその結果です。SERPを見ずに自分の書きたい形で記事を作っても、求められている形と合わなければ上位表示は難しくなります。

また、どの要素が出るかで競争の形も変わります。強調スニペットが出るキーワードでは1位よりスニペットの獲得が大事な場合があり、地図が出るキーワードでは地図上の存在感が効くこともあります。「何位を目指すか」に加えて「SERPのどの枠を狙うか」を考えましょう。

SERPの主な構成要素

要素 内容 出やすいキーワード 対応する施策
自然検索の結果 広告費をかけずに表示される結果。タイトル・URL・説明文で構成 全般 SEO
広告 「スポンサー」と表示される有料枠。上部・下部に出る 購入・比較系 リスティング広告
強調スニペット 自然検索の上に出る回答ボックス(段落・リスト・表) 疑問形・情報収集 SEO
ナレッジパネル 人物・企業・場所などの情報カード ブランド・固有名詞 SEO(間接的)
他の人はこちらも質問 関連する質問のアコーディオン 情報収集全般 SEO(FAQ設計に活用)
動画 動画が横スクロールで並ぶ やり方・方法 YouTube
画像 画像が横に並ぶ レシピ・インテリアなど SEO
ローカルパック 地図と周辺の店舗リスト 地域名・「近く」 Googleビジネスプロフィール
ショッピング 商品画像・価格・店名のカード 商品名・購入系 ショッピング広告

自然検索の結果は、タイトルと説明文の出来がクリック率(CTR)に直結します。広告とSEOの関係は「SEMとは?SEO、リスティング広告の違い」で解説しています。

SERP分析の進め方

手順1:SERPの構成を確認する

狙うキーワードをシークレットウィンドウで検索し、広告の数、強調スニペットや地図の有無など画面全体の構造を確認します。PCとスマートフォンで表示が違う点にも注意します。

手順2:上位10件の傾向を読む

  • 記事か、LP(ランディングページ)か
  • 専門メディアか、企業サイトか、個人ブログか
  • 文字数や見出し構成の傾向
  • 強調スニペットを取っているページの構造

手順3:検索意図を分類する

情報収集・比較検討・購入・特定サイトへの移動の4分類で考え、自分が作るページの形が上位と合っているかを確かめます。合っていなければ設計を見直します。

手順4:順位と表示回数を定点観測する

Google Search Console(Googleが無料で提供する計測ツール)で平均掲載順位・表示回数・CTRを確認します。平均掲載順位はデバイスや地域で変わるため、日々の正確な順位を追いたいときは順位計測ツールを併用するのが一般的です。

SERPに関するよくある誤解

SERPは固定されている

アルゴリズムの更新、競合の新しいページ、検索行動の変化で、SERPは日々変わります。定期的に見直しましょう。ログイン中の履歴や地域・デバイスでも表示が変わるため、分析はシークレットウィンドウで行うのが基本です。

順位だけ見ればよい

3位でも強調スニペットを取っていれば1位より多くクリックされることがあり、1位でも広告や地図が画面を占めていればクリックは想定より少なくなります。順位・表示回数・CTR・クリック数をあわせて評価します。

強調スニペットの獲得=1位と同じ

強調スニペットは自然検索の1位とは別の枠です。ページを開かずに答えが読まれる「ゼロクリック」も起きやすいため、そのキーワードの目的に合うかを先に考えます。

SERPの要素はすべてSEOで制御できる

広告やショッピング、ナレッジパネルなどはSEOの範囲外です。SEOで狙う部分と、広告などほかの施策が必要な部分を分けて考えます。

上位に出ればコンバージョンは自然に増える

SERPは入口にすぎません。タイトルとページ内容がずれていればすぐ離脱されます。クリックの獲得とページ内の改善は一体で進めましょう。同じキーワードで自サイトのページが複数出て競合している場合は「キーワードカニバリゼーション」も確認してください。

詳しくは「SEO対策のやり方」をご覧ください。ほかの用語は「Webマーケティング用語集」にまとめています。

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