オーガニック検索(Organic Search)とは、GoogleやYahoo!の検索結果のうち、広告枠ではない通常の結果がクリックされてサイトに訪問される仕組みのことです。自然検索とも呼ばれ、そこからのアクセスをオーガニックトラフィックと言います。
オーガニック検索の順位はGoogleのアルゴリズム(ページの品質や関連性を評価する仕組み)で決まり、広告費で買うことはできません。検索結果ページの構成は「SERPとは」で解説しています。
この記事でわかること
- オーガニック検索が重要な理由
- ほかの流入チャネルとの違い
- Search ConsoleとGA4での計測方法と、よくある誤解
オーガニック検索が重要な理由
- クリックごとの費用がかからない:広告はクリックのたびに費用が発生しますが、自然検索は上位表示できれば追加の広告費なしで流入が続きます
- 信頼されやすい:「スポンサー」表示のない結果は、情報源として信頼されやすい傾向があります
- 資産として積み上がる:広告は止めると流入も止まりますが、更新・維持した記事は長く流入を生みます
- 意欲の高い人が来る:自分から検索して訪れるため、情報収集や購入への意欲が高い状態で流入します
ほかの流入チャネルとの違い
| チャネル | 流入元 | 費用 |
|---|---|---|
| オーガニック検索 | Google・Yahoo!などの自然検索結果 | なし |
| 有料検索 | 検索広告 | クリック課金 |
| オーガニックソーシャル | SNSの通常の投稿 | なし |
| ペイドソーシャル | SNS広告 | 課金 |
| ダイレクト | URLの直接入力・ブックマーク | なし |
| リファラル | 外部サイトのリンク | なし |
GA4ではこれらが「デフォルトチャネルグループ」として自動で分類されます。自然検索は「organic / google」、広告は「cpc / google」として区別されます。
オーガニックトラフィックの計測方法
Google Search Consoleで見る
Search Console(Googleが無料で提供する計測ツール)では、自然検索について次の4つを確認できます。
- 表示回数(インプレッション):検索結果にページが表示された回数
- クリック数:検索結果からクリックされた回数
- 平均掲載順位:検索結果での平均の表示位置
- CTR(クリック率):クリック数 ÷ 表示回数
「表示回数は多いのにCTRが低い」キーワードはタイトルや説明文の改善余地があり、「10〜20位あたり」のキーワードはリライトで上位を狙える候補になります。
GA4で見る
GA4では「レポート → 集客 → トラフィック獲得」でチャネル別の数字を確認できます。自然検索からの訪問がその後コンバージョンにつながったかまで追えるので、SEOの費用対効果を考えるときに欠かせません。
2つの数字は一致しない
Search ConsoleはGoogleからの流入だけを数え、GA4はJavaScriptで計測するなど仕組みが違うため、数字がずれるのは正常です。Search Consoleは検索での見え方、GA4はサイト内の行動とコンバージョンと役割を分けて使いましょう。
よくある誤解
広告を止めても自然検索があれば影響はない
広告と自然検索は補い合う関係です。両方の枠に出ることで検索結果での存在感が高まります。広告を止めても、その分のクリックがすべて自然検索に回るわけではなく、競合の広告に流れることも多くあります。特に「購入」「申込」など行動に近いキーワードでは、広告の有無が成果に直接響くことがあります。
流入が増えればコンバージョンも増える
情報収集目的のキーワードで流入が増えても、成果に結びつくとは限りません。流入を増やす施策と、成果に変える施策(LPや問い合わせ導線の改善)は分けて考えます。
オーガニック検索とSEOは同じ意味
SEOは順位を上げるための「手段」、オーガニック検索は「結果」です。改善から効果が出るまでには数週間〜数か月かかるのが一般的です。
中小企業には難しすぎる
大手が独占するキーワードは難しくても、検索数は少なくても意欲の高いロングテールキーワードなら、中小企業でも上位を取れることは多くあります。
詳しくは「SEOとは?基本と仕組み」「SEMとは?SEO、リスティング広告の違い」をご覧ください。ほかの用語は「Webマーケティング用語集」にまとめています。
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